あなたの街のかかりつけ薬局
“セレンディピティ”には「思いがけない幸運」という意味があり、偶然から幸せをつかみとるという素敵な言葉です。
私たち「セレン薬局」は訪れる患者様や働くスタッフに、そんなセレンディピティがたくさん起こる事を願って名前をつけました。そんなセレンディピティに出会えたスタッフを「私のセレンディピティ」と題してご紹介いたします!

戒田真樹子かいだまきこ
セレン薬局逗子店 薬局長
2020年、逗子店の開局と同時に入社。
目次
地域に根付いた薬局に一歩一歩近づいていることへ嬉しさを感じる

逗子店の薬局長として働く戒田さん。なぜ薬剤師になったのですか?
母が女性でも資格がある方がいいと小学生の私に薬剤師を勧めていたような気がします。卒業文集に薬剤師になりたいと書いていましたので。母の影響が大きかったと思います。
いくつかの調剤薬局を経験したあと、セレン薬局に出会ったようですね。
2人の子どもも大きくなり、家にいるよりかは仕事をしていたかったんですね。それで次の仕事はパートさんになろうと思っていたんですが、なかなか条件の合うパートの求人はなくて。環境も良かったのでセレン薬局で社員として働くことを決めました。
今では薬局長になり、地域密着の薬局としてお客様からも評判が良いと聞きます。
接客等でもスムーズにいかないこともありますが、お客様に何回か通っていただくことで、冗談を言っていただいたり、薬以外の話ができると、打ち解けられてよかったなと思います。
スタッフのみんな、私も含めて、お客様と親身に話すことなど、コミュニケーションをとることは常に心がけています。
クリニックや訪問看護の方との連携で在宅事業も強化、そして地域の方との架け橋を目指す

セレン薬局逗子店はどんな薬局ですか?
逗子市には総合病院がないんです。隣の山本メディカルさんは昔から地域に根付いた地域のキーとなるクリニックなんですね。ですから山本メディカルさんとの連携は欠かせません。
患者様とのやりとりはもちろん、お隣の先生や訪問看護の方など、だんだん地元に医療関係の知り合いが増えてきて自分なりに世界も広がってきています。
なにより山本メディカルの先生や訪問看護の方がいろいろ教えてくださるので今後はさらに訪問事業も含めて手を広げていきたいと思っています。
長期休暇で1年間石垣島へ。この休みは自分を豊かにし、今の仕事の活力にも。

昨年は会社を1年間休み、趣味の星の撮影に石垣島に行っていたそうですね。思い切ったことを実行しましたが、きっかけなどはあったのですか?
常々石垣島に住みたいとは言っていたのです。石垣島で星を撮りたかったので。
この仕事をしていると重い病気の方もいらっしゃって、昨日まで元気だったけど、今日は来られなくなったなんてケースも見てきました。好きなことを思った時にやらないと後悔するなと思ったんです。
1年間の休暇宣言に対して会社の反応は?
家族のことなどタイミング的に今だと思い会社に伝えました。じつは私は会社を辞めて石垣に行くことを相談したんです。そうしたら会社からは「休んで行くのもいいのでは」と言われたんです。
人の採用の難しさのお話しをしてくれました。私の能力や人柄も評価していただきつつ、一年の私の休暇を会社がケアできるのであれば退職ではなく休暇ということで石垣島に行ってもらった方が会社としてプラスなんじゃないかと伝えられました。うれしかったですね。
会社としての対応もすごいですね。充実した一年になりましたか?
本社のマネジャーなど現場の私たちが休みを取りやすいようにいろいろと手配してくれるのはありがたいですね。
石垣島は満足した1年間でしたが、もうちょっといたかったなというのもあります(笑)でも、それは次の何かのモチベーションになるかなと。
あと、いまの職場は主婦が集っているので、家のことも子供のこともある彼女たちが、私同様に休みたいと思った時に休めるようにしてあげたいと考えています。
これから働く若者にメッセージはありますか?
今の若い子は仕事とは別に楽しむ何かを持っていると思います。仕事がどれだけ大変であってもそれを大切にしてほしいです。寝る時間が減っても、自分を豊かにしてくれるものがあると頑張れると思います。やりたいと思ったことがあれば、ためらわずにチャレンジしてほしい!

『私のセレンディピティ』
一年間石垣で過ごして、帰ってきて仕事に戻ったらこの店舗がさらに前に進んでいることを実感しました。そこでまた仕事を一緒にできる嬉しさ楽しさを感じて、私はこの先こういうふうにしてきたいとか、こういう自分でありたいとかその思いを石垣島に行った1年間がつないでくれています。私のこの先の薬剤師人生や自分の好きなことも含めて生活の豊かさを後押ししてくれている、そういう気持ちにさせてくれているのがこの薬局かなと思います。
戒田真樹子